2026.10.27

箱って、ワクワクする。HAKOMART 2026(札幌)に行ってきました

Airi Watanabe

札幌の紙箱メーカー・モリタ株式会社が主催する、箱のデザイン展「HAKOMART 2026」。10月26日、GEAR8のメンバーで札幌会場におじゃましてきました。

テーマは「のこす」。11組のクリエイターがつくった紙箱を前に、普段は画面の上でデザインをしている私たちが感じたことをレポートします。

HAKOMART 2026 札幌会場の入口

モリタさまと、ちょっとしたご縁

GEAR8では、モリタさまのVカットボックスブランド「CAMITA®」の英語サイトで、コーディングやCMS、アニメーションの実装を担当しました。制作の様子は制作実績ページでご覧いただけます。

CAMITA®のWebサイトでディレクションとデザインを手がけた新林七也さんも、今回の参加クリエイターのおひとり。こんなところでもご縁を感じました。

展示パネルを見る来場者

テーマは「のこす」

未来に残したいもの、記憶に残るもの、ずっと手元に置いておきたいもの。11組のクリエイターが、それぞれの「のこす」を紙箱という限られたかたちの中で表現しています。

ペーパーレス化が進むいまだからこそ、手ざわりや構造で想いを閉じ込める紙箱の魅力を、あらためて感じられる展示でした。

黒い鳥のオブジェと紙箱の展示
カラフルな多面体の紙箱

会場で、見覚えのある六角形の箱に再会

会場を歩いていると、見覚えのある黄色い六角形の箱が。2021年の「ギアエイトの日」(8月8日)に、GEAR8がノベルティとしてつくった箱です。

GEAR8では、社名の「8」にちなんで毎年8月8日を「ギアエイトの日」とし、日ごろ一緒にお仕事をしているみなさまへ感謝の気持ちを込めて、オリジナルのノベルティをお届けしています。お世話になっている方や企業とコラボしてつくるのも、毎年の楽しみのひとつです。

GEAR8の2021年のノベルティの六角形の箱

中身は、上富良野町のチョコレート専門店「Wolves tracks small batch chocolate」さまの「ハニーカカオ」。「ハチミツ」の「ハチ」から8を連想した、少しひねった選び方のノベルティです。

六角形の箱に入ったハニーカカオ

せっかくなら外箱も特別なものにしたいと、箱づくりを手がけるHACOYAさまに相談してつくっていただいたのがこの箱。2つの味に合わせて色を分け、並べるとまるで蜂の巣のようになります。

蜂の巣のように並べた六角形の箱

5年前に一緒につくった箱と、こうしてデザイン展の会場で再会できたのは、うれしい驚きでした。ノベルティづくりの様子は、当時の記事で紹介しています。

一緒に行ったひなこさんの感想

ここからは、一緒に会場をまわったひなこさんの感想です。

HAKOMART 2026を見て、箱そのものを「手元に残したくなるもの」として考える視点が印象に残りました。「のこす」という共通のテーマに対して、11組のクリエイターがそれぞれの解釈で形をつくっていて、同じ素材やテーマでも、着目するところによって表現が広がる面白さを感じました。

展示作品をのぞき込む来場者

特に「Four boxes for a box(箱が角を守る箱)」は、中身を守るはずの箱を、さらに箱で守るという発想が面白いと思いました。箱自体を大切にする対象として捉えることで、「のこす」というテーマが伝わってきます。表面のグラフィックを工夫するだけでなく、箱の役割や構造から考えることもデザインなのだと、改めて感じました。

紙箱にペンで描く様子
トレーに並ぶクラフトの紙箱

普段は画面上で色や文字の配置を考える時間が多いですが、紙箱では素材や厚み、組み立て方、開け閉めの仕組みまでが印象に関わります。そうした表現を実現するためには、デザイナーの発想に加えて、加工技術への理解も必要なのだと思いました。

展示パネルと作品を眺める来場者
壁面の展示パネルを見る来場者

やっぱり箱って、ワクワクする

会場をひと通り見て、いちばん素直に感じたのはこれでした。

テーブルに並ぶカラフルな紙箱の作品

ふたを開ける瞬間のどきどき。思わず大事なものを入れたくなる気持ち。どの箱も、そんな役割まで考えてつくられているのが、とても素敵だなと思いました。

札幌での会期は11月4日まで

会場は札幌グランドホテル1階ロビー内のギャラリー。お出かけのついでにもふらっと立ち寄れるので、ぜひ足を運んでみてください。手に取りたくなる箱に、きっと出会えます。

作品を見ながら話す来場者

HAKOMART 2026(SAPPORO)
会期:2026年10月8日(木)〜11月4日(水)11:00〜19:00(土日祝休館)
会場:グランビスタギャラリーサッポロ(札幌グランドホテル1階ロビー内)
※最新情報は主催者のお知らせをご確認ください。

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Airi Watanabe

北海道旭川市生まれ。
道内の大学でグラフィックデザインを中心に4年間学ぶ。

学生時代には介護施設でのアルバイト経験を活かし、職員の方と利用者さんの交流を深めるための企画やデザインに取り組んできました。コミュニケーションを支えるアイデアを形にすることを得意としています。

キャラクターデザインを中心に、「かわいい」テイストのイラストを制作。ZINEやステッカー、グラフィックTシャツなどのアイテムも手がけ、各地のクリエイターイベントに出展しています。

休日はホットヨガで心と体をあたためています。