2025.12.25

GLOCAL8 in Bangkok 〜暮らすように働き、働くように暮らす4日間〜

Chihiro Okita

Gear8でディレクターをしている沖田です。2025年7月、「国を越えた交流促進」を目的としたプロジェクト「GLOCAL8」の一環で、タイのバンコクに出張してきました。期間は7月20日〜24日の4日間。しばらく経ってからの報告になってしまい恐縮ですが、今回の出張で経験したこと、学んだことをまとめてお伝えしたいと思います。

いざ、バンコクへ

新千歳空港で合流し出国。機内ではお隣の方が席を譲ってくださり、思いがけず2席使いに。とっても快適な旅の始まりとなりました。フライトの後、バンコク到着後にまず感じたのは蒸し暑さ。そして、街の情報量の多さです。大規模なデジタルサイネージや大きな建物、バイクや人の多さに圧倒され、「東京よりもシティかもしれない」と感じるほどでした。とにかくどこも人で溢れていて、勢いやローカルな活気があって圧倒されました!

翌日、ようやくタイオフィスへ。オフィスでは福村さん・田澤さん・SINEさんと沖縄合宿ぶりに再会し、あたたかく迎えてくれました。オフィスは窓が大きく開放的な雰囲気で入った瞬間、「ドラマみたい……!」と感動しました。

タイオフィス到着早々仕事をはじめるディレクター待島さんと石岡さん。海外出張もお手のもの。

旅の目的は「自分のローカルを増やす」こと

Gear8は国内外に複数拠点を持ち、普段からZoomやSlackでコミュニケーションを取っています。ただオンラインだと、相手の空気感や働く環境、暮らしのリズムまでは体感できません。
私たちが掲げる未来のひとつに、「世界にGear8のローカルをつくる」というビジョンがあります。拠点を“知っている場所”ではなく、“地元のように感じる場所”にしていく。そのために、文化や歴史も含めて現地を学び、自分のローカルを増やす旅がGLOCAL8です。
今回の出張は4回目。参加メンバーは待島さん(札幌)・石岡さん(札幌)・わたしの3名でした。

AIツールを活用した課題解決ワークショップ

今回のバンコク出張のメインのひとつが、タイオフィスのメンバーと一緒に行ったワークショップ。
2チームに分かれてテーマを自由に設定し、ノーコードツール「Replit」を使ってアプリを開発するという内容でした。私は、田澤さん・SINEさんと3人のチームに。
日本語・英語・タイ語を交えながら進めるワークは、刺激的で学びの連続でした。

対面だからこそ感じ取れる「感覚」を大切に、ワークを進行しました。

普段は札幌とバンコクという距離があるため、やり取りはZoomやSlackが中心です。でも今回は「隣で一緒に作業しながら」進める形。これが想像以上に大きかったです。

  • 細かいニュアンスや意図が、その場で伝わる
  • 迷った瞬間に相談できる
  • お互いの作業を直接見ながら、すぐアドバイスがもらえる
  • 認識ズレを“早い段階で”潰せる

対面だからこそ細かいニュアンスや意図も伝わりやすく、自分の作業を直接確認しあいながらアドバイスをもらうことで、学びの連続でした。また、サービスの概要や目的を改めて丁寧にすり合わせることで、認識のズレをなくし、制作を進めることができました。疑問が浮かんだ瞬間にすぐに相談できるのは、対面ならではのメリットだと思いました。

私たちのチームが取り組んだ課題

課題:

  • 3拠点間のコミュニケーションの効率化
  • 三言語での共有を迅速に実現し、多国籍チーム間での認識の齟齬を解消

解決策:Gear8ならではのツールに。三言語対応要約ツール
機能:ミーティングで話された内容を自動で要約し、三言語(日本語、英語、タイ語)に翻訳。
技術:OpenAI GPTを使って要約を行い、Google翻訳APIやDeepLを使用して三言語に翻訳。

使う言葉が違うというのはやっぱりハードルがあるもの。それを少しでも緩和できるツールができればいいよねという話し合いから決まりました。とはいえReplitで構築するにもなかなかのハードルが…。API連携がうまく行かなかったり、作っていくうちにあれもこれも連携するのはハードルが高いのでは??と思い、最終的にはかなりシンプルな仕様に変更しました。

最終的な仕様:

  • Zoom連携削除
  • 議事録生成も削除
  • かわりにNotebookLMで生成まで行った議事録を入れると四言語へ自動翻訳されるように仕様変更
  • 各メンバーがチェックできるようにコメント機能の追加、チェック完了マークの追加(誰が見てないか確認できるように)

「完璧な自動化」ではなく、実務で回る導線に寄せた形に仕上げました。

暮らすように働く”で見えたバンコクの魅力

今回、私が意識していたのは、生活のリズムの中に仕事を置くこと。
その中で、日本との違いをいくつも体感しましたので一部をご紹介したいと思います。

タイの“朝文化”がすごい

バンコクはとにかく朝が早い。朝から屋台がずらっと並んでいて、街がすでに動いています。

調べたところ、タイでは日常的に外食・中食(テイクアウト)が多いそうです。家賃の安いアパートだとキッチンがないこともあり、自炊より外のほうが安くて便利、という背景も。3食外食も珍しくなく、家で食べる場合でも「おかずは屋台で買う」が普通。

さらに田澤さんから、地域ごとに味の傾向も教えてもらいました。
南北に細長いタイでは、

  • 北部:マイルド
  • 東北部:濃い味・辛い
  • 南部:魚介やフルーツが豊富、スパイス強め
    など、同じ“タイ料理”でも表情が違うのが面白いところ。

私は毎朝、コーヒーをテイクアウトして出勤。屋台にも挑戦しました。特にお気に入りだったのが、お芋を揚げたような(外サクサク/中モチモチ)スイーツ。料理名は分からないのですが…朝のデザートとして最高でした。

これは何という食べ物ですか・・・!?胡麻団子・・・?とんでもなく美味しいです。

日本だと、特に札幌は朝早くから開いている店が少なく、コーヒー屋さんも早くて7時〜という感覚。
趣味でサーフィンをする身としても、海外の“朝が主役”の生活リズムは正直うらやましいです。

旧市街「ソンワット(Song Wat)」が若者に人気

どこを切り取ってもアートなソンワットとわたし。オシャレに見える・・・!

オフの時間に、デザイナーのSINEさんにおすすめしてもらって、バンコク旧市街の一角にあるソンワット(Song Wat)へ行きました。チャイナタウンの端に位置し、歴史ある商店や倉庫が並ぶ通りには、時間の層のようなものを感じます。
でも、路地の奥に入ると突然、洗練された空間が現れる。古い倉庫を改装したカフェやギャラリー、ブティックホテルが増えていて、“古さ”と“新しさ”が同居しているのが印象的でした。漢字の看板や中華料理店も多く、中国系タイ人の文化の影響も感じます。
街そのものが多層で、多国籍で、編集され続けている感じ。バンコクの「今」を象徴する風景のひとつだと思いました。

画面越しの仲間が、現地で“同じチーム”になった

今回の出張では、これまでZoomやSlackでやり取りしていた方々と、初めて対面で話せたこと。これが何より大きかったです。英語はしっかり話せないし大丈夫かな?と少し緊張していたのですが、皆さん気さくに話しかけてくださって本当に嬉しかったです。

ランチやディナーをご一緒する機会もあり、タイの美味しいごはんも堪能。仕事面では、対面で一緒に手を動かすことで、認識合わせ・意思決定・スコープ調整の速度が上がることを体感しました。

GLOCAL8は「出張」でも「旅行」でもなく、ローカルを増やし、チームの解像度を上げる旅。今回バンコクで過ごした4日間で、私の中の“Gear8のローカル”がひとつ増えました。
次に会うときは、また少し違う仕事の仕方ができる気がしています。バンコクチームのみなさん、ありがとうございました。

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Chihiro Okita

1992年2月に札幌生まれ。医療業界で営業事務・広報を経験した後、2020年にIT業界に転職。アプリサービスのグロース・マーケティング施策の企画立案などを担当し、IT・Web業界の経験と知識を蓄えました。その後、ご縁あって2023年にGEAR8へ入社し今に至ります。
ギアエイトとの出会いは、医療業界の企業で勤めていたとき。一緒に仕事をさせていただく中でメンバーの「人柄」に惚れ、以来7年間ずっと片想いしていたくらい大好きな会社でした。

元々発注者(ギアエイトのお客さんでした)だったので、クライアントの視点でわかりやすく丁寧に仕事をすることを大切にしています。

お休みの日は、サーフィンや登山・スノーボードが好きなので、外遊びをしてリフレッシュしています。