北海道で河川、道路、上下水道、港湾などの社会インフラ整備を担う道興建設株式会社様の、コーポレートおよび採用サイトのリニューアルを担当させていただきました。
「煩雑化した更新作業の解消と運用負荷の軽減」、「情報の整理と直感的な探しやすさ」「求職者に向けた採用発信力の強化」を三軸に据え、システム(CMS)とコンテンツの両面からアプローチ。企業の魅力を引き出し、持続可能な運用体制を構築いたしました。
きっかけは、社内運用の負担軽減と採用力の強化
プロジェクトの始まりは、これまでサイト上で伝えきれていなかった道興建設様の多面的な魅力を、いかに整理して発信するかという課題でした。
同社には、地域貢献やSDGsへの真摯な取り組み、高い定着率や有給取得率に裏打ちされた健全な職場環境、そして現場を支える社員の皆様の情熱など、数多くの語られるべき価値がありました。しかし、旧サイトでは情報の更新が難しく、特に求職者に対してそれらの魅力が十分に届いていない状況にありました。
次世代を担う人材を確保するためにも、今の時代に即したスマートフォン対応と、社内で主体的に情報発信ができる仕組みづくり。この二点を両立させるプロジェクトが動き出しました。

現場の空気感を知るため、実際の施工現場へ
私たちはリアルな魅力を定義するために、まず現場を知ることから始めました。長沼町や札幌市内など、実際に稼働している複数の現場を訪問。巨大なインフラを形作っていくスケールの大きさ、安全を最優先にプロフェッショナルな眼差しで作業に向き合う社員の皆様の姿、そして現場に流れる活気ある空気感を直接肌で感じました。





この現場見学で得たインスピレーションや、飾らない等身大の温度感は、採用コンテンツの企画やサイト全体のトーン&マナーに色濃く反映されています。
求職者の不安を安心に変える、情報の視覚化
採用力の強化において私たちが注力したのは、建設業界に対して「難しそう」「未経験でも大丈夫か」という心理的ハードルを持つ層へのアプローチです。
例えばキャリアパスの紹介では、無機質な表組みを避け、未経験者が一歩ずつ着実に成長していく過程を視覚的に表現したロードマップ型のイラストを制作しました。
また、会社の安定性を裏付ける「データで見る道興建設」を新設。離職率の低さや平均年齢、有給取得率などの具体的な数値をグラフィカルなインフォグラフィックで表現することで、働きやすさを直感的に伝えられる工夫を凝らしました。
トップページには、現場の躍動感を伝えるドローン空撮動画を配置。これはYouTubeの再生リストと連動させることで、公開後にお客様ご自身で簡単に動画を更新できる持続可能な仕組みとして実装しています。
運用のストレスを解消する、直感的なCMS設計
コンテンツの充実と並行し、大きな課題であった更新のしやすさをWordPressのカスタマイズによって解決しました。
特に施工実績については、従来のブログ形式を廃止し、専用の登録フォーマットを開発。担当者様が「工事名」「発注者」「写真」などの必要項目を入力するだけで、カテゴリごとに自動で整理され、見やすくデザインされたページが生成されます。

さらに会社案内や、SDGsや地域貢献などの取り組みのページについても、HTMLなどのプログラミング知識を必要とせず、直感的に更新できる柔軟な設計を採用。外部に頼ることなく、クライアント社内でタイムリーな情報発信が可能な体制を実現しました。 納品時には専用の操作マニュアルを作成し、社内で自走できる環境を整えています。
公開後の確かな手応えと、共に歩むこれからの情報発信
リニューアル公開後、早速求職者の方から「ホームページを拝見し、年齢構成のバランスの良さや離職率の低さに魅力を感じ、転職を決意した」という非常に具体的な反響が寄せられました。私たちがお客様と共にこだわり抜いたコンテンツが、しっかりとターゲットの心に届いた瞬間でした。
現在は、ウェブサイトを基盤としたInstagramの運用など、新たなプロジェクトも動き出しています。私たちは納品をゴールと考えず、今後も保守対応や機能拡張を通じて、道興建設様のさらなる発展と情報発信を全力でサポートしてまいります。






